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国別留学事情 オーストラリア教育制度

州ごとに違うオーストラリアの教育制度

初等・中等教育

オーストラリアの初等教育は、イヤー1(小学1年生)からイヤー6まで。イヤー7(日本の中学1年生に相当)からが中等教育になり、イヤー10(日本の高1に相当)までがJunior Secondary。ここまで(15歳)が義務教育です。ここからは、イヤー11・12とSenior Secondaryに進むか、TAFE(3年制)などに進むかになります。

学校は州立と私立があり、初等・中等教育は、各州の教育省の管轄。5歳から就学しイヤー7までを初等教育にする州など、州により多少の相違があります。

私立校はキリスト教系の学校が多く、音楽やスポーツなどのコースを持つ学校もあります。

後期中等教育とその後の高等教育

大学進学を希望する場合は、Senior Secondaryの2年間に日本の大学の一般教養課程に相当する科目を学び、統一資格試験を受けます。この試験はニュー・サウス・ウエールズ州ではHSC(Higher School Certificate)と言いますが、州によってビクトリア州はVCE(Victorian Certificate of Education)、クイーンズランド州はSenior Certificateと多少名称が違います。

一方オーストラリアは高等職業教育VET(Vocational Education and Training)が非常に充実しています。テーフあるいはターフと呼ばれる州立のTAFE(Technical and Further Education)のほか、私立のVETカレッジもたくさんます。

大学は、37の公立大学と2つの私立大学があります。日本の高校卒業資格でオーストラリアの大学学部に留学することができますが、実際には難度が高く困難です。その場合は、TAFEのMatriculation coursesや大学のFoundation coursesへ進学して、学部進学を準備します。

学期制

学期は4学期制。1月末が学年始めで、12月中旬に修了。州によって多少違いますが、各学期は、約10週間で、学期の間に2〜3週間の休みがあり、夏休みは6週間が一般的です。

日本とは違う授業スタイル

イメージ画像ひとクラスの学生数は25〜30人。科目は、英語(国語)、数学、地理、歴史、科学、外国語、美術、音楽、体育、技術家庭科などからの選択で、日本語も選択できます。

放課後の部活動はなく、塾通いをする生徒もいません。スポーツは、水泳、テニス、サッカー、ラグビー、アメリカンフットボール、バスケットボールなどが 盛んです。地域対抗や、学校対抗などの試合ごとに選手が選抜されます。留学生でも地域のクラブ組織に参加できます。

美術や新聞・放送など文化系の活動も盛んで、学生たちが自主的に創造的な活動をします。

教科書は入学の際貸与され、コース修了時に返却します。公立、私立とも制服着用の学校がほとんどです。

大学入学と連動した中等教育

柔軟な、留学生の受け入れ態勢

イメージ画像個人の個性や能力を尊重し、目的に合った柔軟なカリキュラムが組まれているオーストラリアの教育制度。この制度を留学生に対しても平等に扱ってくれるの が、オーストラリアの良いところでもあります。もともと移民の多いこの国では、高校内でも数十カ国の国籍の学生が一緒に学んでいることも珍しくありませ ん。そのため、ほとんどの学校で、留学生のための英語集中コースが用意されています。

また、4学期制をとっているオーストラリアでは、各学期の始めならいつでも入学が可能です。そのため、留学生にとっては、自国の教育制度とのズレを、さ ほど気にせずに入学することができたり、英語力が付いてきたら、1年と待たずに、スグに入学する機会がまわってくるという事です。

後期中等教育とその後の高等教育

中等教育の最後の2年間であるイヤー11・12(Senior Secondary)は、大学進学準備課程です。この期間に日本の大学の一般教養科目に相当するものも含む科目を学び、統一卒業資格試験(名称は各州によ り異なる。右表参照)を受けます。この成績によって進学する大学や学部などが決まります。

政府の施策AQF(※1)によりオーストラリアの後期中等教育以上(イヤー11以上)の教育機関のいずれにも共通する学位・資格が取得できるようになっ ており、取得者はさらに上級の教育機関のいずれにも進学できるようになっています。そしてすでに取得した履修単位は、その教育機関だけでなく他の教育機関 でも認定されるしくみです。

留学生の進路選択肢も多い

このシステムは留学生も活用できます。イヤー11・12を修了して統一試験を受験した後でも、大学の学部へは実力不足という人や、アカデミックな大学より実践的な職業教育のほうを望む人など、TAFEや私立のVETカレッジへの進学から始めることができるわけです。




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