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休みを生かした体験留学
短期留学
追っかけレポート
メルボルン12日間の体験留学
留学には疑問や不安も多いもの。友達は? 授業は? 先生は?
留学したいけどイキナリは少し不安…。そんな生徒のための体験留学ツアー。
現地の高校生活をプレ体験できるワクワクの12日間!
出発日
夢はオーストラリア留学 可能性を探る準備ツアー
「いつかオーストラリアへ留学したい!」という夢をもつ女の子3人が今回参加したのは、高校留学の疑似体験ができるプログラム。先輩の話を聞いたり体験談を読んだりしているだけではわからないことを実体験してみよう、というのが狙いのこのツアーは、学校見学や観光だけではなく、実際に現地の高校の授業を受けたり、ホームステイをしてホストファミリーと過ごしたりすることができる。現地の高校生といっしょにスポーツや遠足を楽しむ機会も用意されてるから「オーストラリアでの友達第1号」ができる可能性だってある!
憧れの留学を体験することへの期待と未知の世界への不安にドキドキしながら、3人のメルボルンでの12日間がはじまった。
到着
学校見学のあとはホームステイファミリーと対面
朝、メルボルンに着いた一行は、さっそく今回お世話になるグレン・アイラ・カレッジ(高校)へと向かった。迎えてくれたのは留学生担当主任のカマル先生。
「My name is....」と各自が英語で自己紹介。習った英語が通じるか不安だったが、今回参加した生徒たちは、みんな英語がとても上手。すぐに先生とのコミニュケーションもとれ、「困ったことがあったら何でも相談してね!」との先生の言葉に笑顔がこぼれる。
午後からは、ホームステイ先へ。今回は 、3人の生徒がそれぞれ違うステイ先。「どんな家族だろう?」「優しい人だといいけど…」と、緊張を隠せない様子。しかし、いざ訪ねてみると、それぞれが暖かいファミリーに迎えられ、ひと安心。早々に家族とうち解けていた。
3日目 アート授業
初登校に初授業。ドキドキワクワク体験の始まり
3日目の朝、いよいよオーストラリアで高校生活のはじまりだ。3人の生徒はホストマザーから教わったトラムに乗り、無事に学校到着。緊張しながらESLクラス(※1)の教室に入った。
オーストラリアの高校に留学した日本人生徒は、まず英語に慣れるまで高校付属のこのクラスで数カ月学ぶ。ここで授業で使うような専門英語や、コミュニケーションに慣れてから、地元の学生が通う一般クラスへと移る仕組みだ。いくら英会話が上手だったとしても、授業で使う英語とはまた別。オーストラリアで一般の生徒に混じって遅れずについていくためには、それなりに専門的な英語に慣れる必要があるのだ。
そこでまず最初に参加したのはアート(美術)の授業。クラスの人数は20人ほど。先生を取り巻くように生徒の机が並べられ、先生は常に生徒のそばに立って授業を進めていく。整然と並べられた机の前で、先生が講義する日本式の授業を見慣れた人には、とても新鮮な光景だ。これでは、「後ろの方でこっそり居眠り…」なんて、ちょっとムリそう。
「今日はcartoon(マンガ)を描いてみましょう!」とKim先生。自分でストーリーを考えて、オリジナルの6コマ漫画を描くというものだった。「う〜ん、どうしよう」と悩む生徒たち。他の生徒の作品を覗いてみると、絵の大きさもタッチも、ストーリーもみんなバラバラ。でも、みな日本人にはないユニークさを持っている。国が違えばこうも発想が違うのかと感心する生徒達だった。
3日目
Town見学
オシャレで異国情緒あふれるメルボルン、
多民族国家オーストラリアを実感!
午後からはKim先生に連れられて、メルボルン市内見学へ。市内へと向かう電車に乗りながら、「メルボルンは人口330万人、オーストラリア第2の都市です」とKim先生。街角にはイギリス文化を色濃く残すビクトリア様式の建物が多く残っている。市内では「トラム」と呼ばれるかわいい市電があちこちに走っていた。3人の生徒はKim先生の説明に耳を傾けながら、情緒あふれる街角を歩いていく。
メルボルンは、世界中からの移民が多いのも特徴だ。実際、3人が町を歩いていても、目に入ってくるのは欧米人、東洋人、中南米人…と、さまざまな顔をした人たち。まさに人種の「るつぼ」だ。
もちろん日本人も少なくない。こんな国際的な都市なら、日本人が留学しても、割と違和感なく受け入れられそうだ。
水族館を見学し、高層ビルに登って、メルボルンの雰囲気がつかめた一行。コーヒーブレイクには、日本でもおなじみのマクドナルドにも入ってみた。しかしメニューを見て、予想以上に値段が高いことに驚く3人。ひと昔前は、日本が世界一物価が高いと言われていた。しかし、オーストラリアの好景気と円安で、いつの間にかハンバーガーが日本より高くなっていた。世界の状況は常に刻々と変化している。そのことが肌で感じられるのも、海外留学ならではの体験だ。
4日目
体育の授業 スポーツなら言葉は不要、体育の授業で文化交流
4日目の午後は体育の授業。留学生みんなでバスに乗り、St. Kildaにある体育館へと向かった。好きな種目に別れて、留学生同士のスポーツ交流大会だ。
今回参加したESLクラスには、日本人だけでなく色々な国から来た生徒がいる。中国やベトナム、インドネシアなどのアジア人たち。ロシアやヨーロッパから来た人たち。コロンビアやアフリカなどから来た人たち。それぞれ、文化も、言葉も、肌の色も違うが、みな同じ年頃の生徒であることは同じ。一緒にスポーツをしていると、それがよくわかる。点が入れば手を取り合って喜び、ミスをすれば照れ笑い…。友情が生まれる瞬間だ。
試合が終わったあとは、高校生らしい世間話に花が咲いた。勉強のこと、友達のこと、異性のこと…。言葉や文化が違っても、話す内容は日本の高校生と大して変わらない。留学生活をだんだんと身近に感じてくる3人だった。
5日目
遠足の日 「自分で考える」が当たり前、オーストラリアの高校生
5日目は郊外への遠足だ。郊外の自然の中にある動物公園、Healsvile Sanctuaryを訪れた。この動物公園は、ただ動物たちを観察するだけでなく、動物の習性や生態を積極的に説明するイベントが盛んに行われている。ワシやフクロウの捕食ショーやヘビの生態説明会、は虫類の保護色観察舎など…。アカデミックで興味深い内容のものが多い。先生達は生徒たちをこれらのイベントに参加させ、動物についての理解を促している。そして、参加したあとは、今見た内容について、生徒達と話し合う。
オーストラリアの教育は、特に「理解すること」を重要としている。日本では、とかく記憶することに重点が置かれがち。しかしオーストラリアでは、覚えるだけでなく「なぜそうなるのか?」という点が重要になる。そして、その事実に対して「自分はどう思うのか?」という「自分なりの意見」を生徒に対して要求し、徹底的に討論する。
日本の選択問題や一門一答式のように暗記が重要視されるテストとは違い、オーストラリアでは 記述形式のテストが多い。そのため、正解不正解、とい うより、どんな意見を持ちそれをどう説得できるかが重要なのだ。
また、生徒の個性を尊重して伸ばそうとする教育姿勢もオーストラリアならでは。ユニークな意見を持っていても、それを否定せず、温かい目で見守る。 そんな教育姿勢が、西洋文化の特徴なのだ。
もちろん、自由で個性豊かであることが良いことばかりとも言いきれない。オーストラリアの学生は、日本人の目から見ると、授業態度や行儀が悪かったり、目上の人に対する尊敬の態度が欠けていると感じるシーンも多い。他人と協調して同じことをするということもオーストラリア人の学生は苦手のようだ。
結局、すべての点で優れている文化というのは存在しない。それぞれの長所と短所をよく理解して、自分に合った教育を選ぶことが必要なのだろう。
9日目
高校見学 ツアー キャンパスの広さも、授業科目も、バラバラ、
個性豊かなオーストラリアの高校

体験留学もいよいよ佳境。9日目は高校見学ツアーだ。これは現地の高校を巡って、オーストラリアの高校の多様性を知ろうというもの。カラーの違った3つの高校を見比べ、将来、海外の高校に正式に留学を希望している人は、自分に合った高校を探したり、そのための基準を知ることができる体験だ。
オーストラリアの高校は、公立高校であっても、それぞれがユニークな特色を持っている。大学進学に力を入れている高校もあれば、就職に有利な科目が充実している高校もある。芸術分野に力を入れている高校も少なくない。それぞれが独自のカリキュラムで、高校ごとのカラーを強めている。
用意された選択科目も、バラエティー豊か。心理学、法学といったアカデミックな科目や、仕事に役立つ科目としては会計学や経済学、経営学、ITなど。スタジオアートや演劇、デザインといった芸術科目も人気が高い。これらは、まるで日本の大学のようなイメージだ。
実際、日本の高校2、3年生にあたる年は大学進学準備課程にあたるため(関連記事P160)、日本の大学の一般教養科目に相当するものを学ぶ。そのためオーストラリアでは、高校生の早い時期に、自分の進路をしっかりと決める必要があるのだ。
11日目
さよならParty
11日目は3人の生徒を囲んでさよならパーティーが開かれた。お茶やお菓子、オーストラリア名物のミートパイなどが用意された、ささやかな立食パーティー。
参加した3人の生徒にとっては、たった10日間の短い高校生活。でも、教室にも慣れ、友達もでき、いつの間にか、この高校が母校になっていた。先生からの祝辞や、クラスメイトからの寄せ書きをもらって、まるで転校していく生徒のような複雑で悲しそうな顔。
それでも、立食パーティーをしながら、アドレス交換や記念撮影に盛り上がり、口々に「きっといつかオーストラリアに留学します!」と決意を新たに語ってくれた。
今回体験入学したSchool

今回、参加者が体験留学をさせてもらった学校が、このGlen Eira Collegeだ。メルボルン中心街から電車で約20分のCaulfield East地区の閑静な住宅街にある。学生数は約400人と、高校の規模としてはそれほど大きくないが、ビクトリア州を代表する国際的な共学校で、常時50カ国以上の国から来た留学生が在籍している。そのため、留学生のケアには定評があり、広東語、フランス語、集中英語など、充実したプログラムが用意されているのが特徴だ。選択授業科目も幅広く、ビクトリア州高等教育入学資格(VCE)取得のための授業を行っている。
| 学校名 | Glen Eira College |
|---|---|
| 設立年 | 1997年 |
| 特徴 | 都心に近い便利な場所にありながら、緑あふれる住宅街に建つ。50以上もの国から常時留学生を受け入れていて、メルボルンの中でも最も国際交流に力を入れている高校のひとつだ。 |
この親子留学を実現した会社・団体 ICC国際交流委員会
今回参加したプログラム
| Day1 | 出発 |
|---|---|
| Day2 | 到着、英語研修に参加。その後ホームステイと対面 |
| Day3 | 英語研修、美術の授業見学、その後散歩 |
| Day4 | 英語研修、科学の授業見学、午後は体育の授業に参加 |
| Day5 | 郊外(ヒールズビル)へ遠足(終日) |
| Day6 | ホストファミリーと過ごす |
| Day7 | ホストファミリーと過ごす |
| Day8 | 英語研修(終日) |
| Day9 | 現地高校見学ツアー |
| Day10 | 英語研修 |
| Day11 | 英語研修最終日、さよならパーティ。午後は水族館 |
| Day12 | 帰国 |
2007年度メルボルン短期高校留学体験プログラム募集中
【費用】388,000円
【出発日】2007年8月5日
【研修期間】14日間
【費用に含まれるもの】
航空券代、ホームステイ滞在・食事(朝食・夕食)、授業料、その他(英語レッスン費、アクティビティ、空港送迎、到着後のオリエンテーション、現地サポート等)
【費用に含まれないもの】
渡航手続取扱料金、旅行傷害保険料、査証申請手続き費、その他個人的費用など
詳細はこちら
【お問い合せ】
ICC国際交流委員会
ホストファミリー

実際の留学では、ほとんどがホームステイ。慣れない異国で、しかも他人と一緒に生活をするのだから、それなりのマナーと覚悟が必要だ。文化や生活習慣の違い、言葉の壁……。そういったことを理解するのも、このツアーの目的のひとつ。しかし、今回参加した3人の生徒は、いずれも海外経験者。英語もできるしホームステイの経験もあったというから、その点では心配なかったようだ。
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